今使っているカップボードやカウンターに食器や電化製品、ストック食品がきちんと収納できているかのチェックは必須です。収納量が足りないと思っているなら、カップボードやカウンターが所有量に対して小さいか、持っているだけで使っていないものが多いかのどちらかです。
不要なものは整理し破棄した上で、今のカップボードやカウンターと同程度のサイズでいいかどうかを確認することが大切となります。
次にキッチン本体との色やデザインのバランスを考えましょう。天板と扉の色やデザインをそろえると統一感が出てスタイリッシュな雰囲気になります。今持っているカップボードやカウンターがまだ使えるからもったいないと思うかもしれませんが、リフォーム後にそれらを再度設置すると古さが目立つため、不満を感じる可能性があります。
キッチン空間は汚れや湿気が発生しやすい場所ですので、掃除のしやすさもポイントとなります。カップボードやカウンター側は汚れないというイメージがあるかもしれませんが、電化製品を使えば湿気は発生します。また食器やストック食品を取り出す際に扉に触れますから、指紋はどうしてもついてしまいます。
こうした汚れや湿気をさっと拭きとれるよう、表面がなめらかな素材の扉を選んでおくと良いでしょう。天板も研磨すれば軽い汚れや傷が修繕できる人造大理石がおすすめ。電化製品を置くカウンターの上部に吊戸棚をつけるなら、その底面に蒸気に強いボードを張っておくと炊飯器からの蒸気でキャビネットが傷むのを軽減することが可能となります。
キッチン空間全体のリフォームを成功させるために忘れてはいけないのが、必ず現物を確認するということです。
毎日何度も使う場所ですし、オープンキッチンのような開放的なプランにした場合は色や質感が好みかどうかは日々の生活の満足度に大きく影響するからです。
キッチン本体やカップボード・カウンターの幅や高さといったサイズはもちろん、扉や天板の色や質感はショールームやサンプルで確認することが重要となります。
より理想に近いキッチンをリフォームで手に入れられるよう、これらのことをぜひ参考にしながら進めていってくださいね。