玄関アプローチを作る前に確認してみよう!
工事をした後に、「こんな機能を重視すればよかった…」と後悔しないためにも、
重視されている機能を確認してみましょう。
◆バリアフリー◆
高齢者の増える日本社会では、自分の老後に備える意味でも、足の悪い方の来客に備える意味でも重要となります。
段差のある部分は階段ではなく、スロープにすることで、車いすや台車を使いやすい設計にします。
さらに手すりを設置することで、よりバリアフリーな玄関アプローチへと仕上がります。
◆プライバシー◆
玄関扉をあけたときに、道路から中が見えてしまうと、あまりいい気はしません。
また、トイレや浴室といったプライベートな部屋の近くを通らないような設計にするのも重要です。
音やにおいで不快な思いをさせないようにしたいところですが、
避けられない場合は植え込みなどでうまく目隠しをしましょう。
◆防犯◆
プライバシーやデザインの観点から植え込みを使う場合がありますが、使いすぎには注意が必要です。
人が隠れられるような場所や死角があると、防犯面であまりよくありません。
どうしてもできてしまう場合はライトをつけたりして対処をするのもいいでしょう。
◆水はけ◆
玄関アプローチの水はけが悪いと、玄関を出てすぐ濡れてしまったり、
強い雨が降ると水たまりができてしまうこともあります。
あらかじめ素材や勾配に工夫して、水はけも考慮するといいでしょう。
◆雨に濡れない工夫◆
雨の日に車に乗る際、傘をたたんだ後にどうしても濡れてしまいますよね?
もし玄関を出てすぐ、屋根がなくなってしまうと、雨にぬれてしまいます。
ちょっとした気遣いですが、玄関前の庇の大きさにも注意が必要です。